今回は『PLEK(プレック)』でギターを調整してもらったお話。
ギターの調子が悪く、どうしたもんかと悩んでいました。
関東に来てから、かかり付けの楽器屋がない私。
たまたまインスタで見かけた、宮城県にあるギターショップ『GLIDE』さんにギターを送り、プレックでメンテナンスしてもらいました。
バッチリお悩みは解消!
プレックに興味のある方は是非ご覧ください。
スポンサーリンク
PLEK(プレック)
『プレック』というのは簡単に言うとギターメンテナンスハイテクマシーンです。(あほ)
1台何千万もするそうです。
どこにでもホイホイ置いてある機械ではありません。
プレックがどんな感じの機械なのかは動画でご確認ください。
『PCI JAPAN』さんの動画です。
どのように計測され、メンテナンスされるのかが分かります。
機械で数値化することでギターがどんな状態なのか、しっかりと把握する事が出来ます。
詳しい事はよく分からないですけど、人間ではできない領域のメンテナンスが可能なわけですよ!
ただ、いくらハイテクマシーンとはいえ、やはり人の手が欠かせません。
プレックだけで完璧になるわけじゃないんですねぇ。
職人さんと機械のハーモニーです。(?)
プレックを選んだ理由
所持しているSuhrのテレキャスターの調子が悪く、調整に出すことにしました。
やけにビビりが発生するようになってきて音のヌケも悪い。
ずぶの素人のメンテナンス力じゃどうやっても解消しない。
大きな反りも感じないし、フレットやナットがおかしい感じもしなくて、なんなんだろうなと。素人なりに探ってもハテナでした。
Suhrのギターはプレックを使用して作られているギターなんです。
ギターを作る工程の中にプレックを導入しているんですね。
「だったらプレックに見てもらうべきだよなぁ」という単純な発想。
プレックで一度スキャンしてもらおうと思ったわけです。
どんな感じか興味もありましたし。
ギターショップ GLIDE
私は宮城県の女川町にある『GLIDE』に調整をお願いしました。
私の住んでいる場所なら、プレックを扱っている工房はもっと近くにあります。
ただ、梅雨の時期でジメジメや暑さもあったので、「ギターを持ち運びたくない!サクッとギターを送ってやってもらいたい!」ということでGLIDEさんに決めました。
他にも震災の事で個人的に色々あり、女川を応援したい気持ちがありましたので。
GLIDEのホームページにもプレックについて詳しく書いてありますので、そちらもご覧ください。
『お申込みフォーム』から簡単に申請ができます。
ネット上で必要事項を記入し、ギターを送るだけ。(交換用の弦が必要です)
楽器屋に持って行くのがめんどくさい方や極力やりとりをしたくない方、コミュニケーションが苦手な方には最適。
もちろん、気になる点や相談したい事があれば、電話やメールをするといいですよ。
他の施工も行えますので、ついでにピックアップ交換したいとかそういった相談は連絡しましょう。
ヤマト便を使用して送る方は、この記事を参考にしてください。
梱包材を持ってない方は有料になりますが、送ってくれるそうです。
約2週間で戻って来た
私の場合は約2週間ぐらいでギターが戻ってきました。
作業完了の際にメールが来て、そこで少しやり取りをしただけでしたね。
プレックの測定による資料も送付されます。

スキャン結果の見方を書いた紙や、「この症状はこういうことですよ」という説明を書いた紙もあって親切です。
診断結果
気になる診断結果なのですが…。
ネックがハイ起きしてました。
なるほど。
無知の私ではどうにもできなかったわけだ。
ハイ起きと言うのは、ネックのハイポジションが起き上がってしまう症状ですね。トラスロッドも効かないのでこれは困りもの。
どうやら重症のハイ起きではなかったので、ハイフレットの部分を削る調整でよくなりました。
プレックによる必要最小限のフレット削りが炸裂です。
削られた感じが全然しない。キレイだし…凄いな。
見事に症状が改善
完全によくなりました。
気になるビビリは無くなりました。
ハイ起きによる音の減衰がなくなったのか、サステインが抜群によくなりましたし。うーん、すごい。
もちろんオクターブピッチなどの調整もバッチリ。
フレット移動が滑らかになった気すらします。(得意のプラシーボか…!?)
しっかりとメンテナンスされたギターは弾いてて気持ちがいいぜ!
また機会があればお願いしたいですね。
おわりに
お家にいながら世界最高峰のメンテナンスを簡単に受けれられました。
もちろんメンテナンスは完璧。
なんて時代なんだ…。
どこでもそうなんですけど、プレックによる診断はお値段が若干高い感じがします。
しかし、お値段に見合った、いや、それ以上のしっかりとした調整がされているなと実感しました。
リペアに関しては、どのお店でも「どうして欲しいか」をきちんと伝えるのが大切です。
気になる事があるときは小さなことでも遠慮しないで伝えましょう!
では、また!